Ciao〜!イタリア在住トラベルデザイナーのNatsukiです。
先週(2023年9月29日)初めてシチリア島に行ってきました。2泊3日の弾丸旅だったのでほんまに一瞬で過ぎ去っていった。。結論から言うとやっぱり2泊じゃ足りませんでした!!もっと居たかった!笑
ただ、2泊3日でも十分シチリアの魅力は感じ取れました。この短期間で見れたこと、行けたところ、試してほしいローカルフードを紹介させていただきます。
☑じっくり回りたいけど3日くらいしかなくてシチリアに行くか迷っている
☑2泊3日でどこに行ける?
☑そもそも何日くらいあればゆっくり回れる?
☑海にも行きたいけど移動手段やアクセス方法は?
☑行くならどの時期に行こうかな
1つでも当てはまった方は最後まで読んでみてくださいね!
目次
❘ そもそもシチリアってどこ?
シチリアは南イタリアに位置する島で全域がイタリア共和国のシチリア州に含まれています。アフリカに近づくので太陽の日差しがさらにジリジリしていましたが湿気でベタベタした感じはなくカラッとしていました。色々な民族に支配されていた背景から、イタリア本土とは違った建築物や食べ物、文化、言語などがあります。今回行ってきたPalermo(パレルモ)はシチリア島最大の都市にしてシチリア自治州の州都になります。
❘ シチリアのどこに行こう?
シチリア島にある主要の空港は4つ。
・パレルモ(Palermo)のプンタ・ライジ空港(PMO)
・カターニア(Catania)のファンタナ・ロッサ空港(CTA)
・トラーパニ(Trapani)のビルギ空港(TPS)
・シラグーザ(Siracusa)のコーミゾ空港(CIY)
ですが、日数があってもなくても、パレルモを中心として回るか、カターニアを中心として回るかまずざっくりと決めると良いでしょう。
正直、歴史や芸術に興味がなくて街歩きをしたいだけなら2泊3日でもギリギリ回れるかもしれませんが、せっかくならマルトラーナ教会やパレルモ大聖堂、マッシモ劇場、カタコンベなどの見どころも観光したいですね。
今回の旅で建物の中までゆっくり見学できたのはカタコンベとパレルモ大聖堂だけでした。弾丸、無計画で行ってきたので、もう少し計画を立てて行けば効率よく回れたと思います。
が、こういう気楽な旅もたまにはいいんですよね!
❘ パレルモで食べたいストリートフード
なんといっても食事が最高。食べ歩きがめちゃくちゃ楽しいのでマッシモ劇場の裏側に位置しているカーポ市場(Mercato il capo)にはいかないとですね!
パレルモならではの海鮮やフリット、色鮮やかな野菜やフルーツ、スプレムータ(搾りたてのシチリアオレンジ)などがありました。
また、サン・ドメニコ広場のすぐ横にあるヴッチリア市場(Mercato della Vucciria)も南イタリアだな~と思うカオスさがあってよかったですよ。お昼を食べるならこのあたりに行くのもおすすめです。
①パニーノ・コン・ミルツァ(pani câ meusa (panino con la milza))
ヴッチリア市場ではストリートフードのパニーノ・コン・ミルツァ(pani câ meusa (panino con la milza))を食べました。中には子牛の脾臓と肺を長時間煮込んだものが入っており、初めて食べる味でした。癖があるので好き嫌いわかれると思いますがぜひ試してみてほしいローカルフードの内の一つです!
②アランチーナ(Arancina)
シチリアを代表するローカルフードのアランチーナ。直径8㎝ほどのいわゆるライスコロッケのようなものです。中にはラグーソースが入っている代表的なものから、モッツァレラチーズとハムが入っているものなどさまざまでした。ちなみにシチリア島西部ではアランチーナ(複数形はアランチーネ)と呼ばれ、東部ではアランチーノ(複数形はアランチーニ)と呼ばれているそうです。
③カンノーロ(Cannolo)
シチリアを代表する伝統的なドルチェです。カンノーロは小麦粉を薄く伸ばした生地を筒状に巻き揚げたもので、中にはリコッタチーズのクリームがつまっています。甘いのが好きな方は絶対と言っていいほど好きなイタリア菓子でしょう!
パレルモで見たカンノーロは15㎝ほどの大きさで結構大きかったので、食べきれる自信がない方はミニ・カンノーロを試してみてはいかがでしょうか。
④グラニータ
グラニータもシチリア発祥です。かき氷のような氷菓子で、イチゴ、ピスタチオ、レモン、オレンジ、コーヒー、アーモンド味がどこにでもありました。友達によると、シチリアの朝ごはんではこのグラニータとブリオッシュ・シチリアーナ(シチリア風クロワッサン)を一緒に食べるんだとか。
私たちも真似して毎朝この組み合わせで食べていました。もうすでにシチリアの朝ごはんが恋しいです!
❘ シチリアといえば海!
モンデッロビーチ(Mondello)
この弾丸旅行でも海でダラダラする時間は外せませんでした。笑
パレルモからアクセス良く行ける綺麗な海といえばモンデッロ(Mondello)です。
パレルモの中央駅からは101番のバスに乗り、途中で806番のバスに乗り換えると45分ほどで着きます。バスのチケットは他の都市と同じで、タバッキ(Tabacchi)で購入すると片道1.8€でした。4月30日~9月15日の間は10分毎に806番のバスが通るそうで、9月30日でも20分毎に出ていました。
ビーチに入るにはビーチベッドを16€で1日借りるか、14時から半日で借りることもできました。二人セットで借りると少し割引で1人あたり14€でした。また、ビーチベッドを借りないのであればフリービーチ(Spiaggia libera)もあります。
ビーチベッドを借りるにしても必ず必要になるのがビーチタオル!仮にもし忘れても砂浜で売り付けにくる移民の方がいるので現地で購入することができますが値段は交渉次第です。私たちは8€で買って!としつこく粘られましたが、5€で売っている方もいました。うん、持参するのが一番ですね。
❘ 行く時期は?
イタリア人だけでなくヨーロッパのバカンス旅行者は4月から8月にかけて増えていきます。8月は会社がバカンス休暇として休業するところがあるのも普通なのでかなり混んでいるだけでなく、その分ホテルや交通費も高くなります。
お盆休みしか取れない方には言いづらいですが、個人的に8月に旅行に行くのはお勧めしません。 先週行ってきた9月29日でも観光客で溢れかえっており、20分毎にバスが来るにも関わらずモンデッロ行き806番のバスはぎゅうぎゅうでした。
ただ、海に行くことも考えるとおすすめは9月下旬か、4月下旬〜7月初旬の間ですね。どこも観光地は混むのでもし行くなら最低でも2ヶ月前にはホテルや航空券なども抑えておけると良いですね!弾丸旅にはもったいないくらい素敵な魅力の多い場所でした。
まとめ
3日くらいしかないからシチリアにいくか迷っている件については、2泊3日あればパレルモとモンデッロに行くのは可能。ただ、建物の中までしっかりと見学する時間はほとんどとれません。観光バスに乗ればもう少し効率よく見どころを回れたと思うので、余裕をもって計画していくことをおすすめします。
弾丸旅行でもパレルモにはいけるけど、1日目は2時間睡眠で28,000歩歩いて26歳の私の足もぱんぱんになりました。笑
せっかくの旅行なので走り回るようなバカンスではなく、できればゆっくりと観光したい方が多いと思うのでパレルモを中心とした旅行は最低でも4泊5日は欲しいなあと感じました。
また、シチリア島は大きいのでカターニアやタオルミーナなどの有名どころにも行く場合は10日間程欲しいです。
イタリア人のバカンスは、少なくても1週間、2週間~1か月がっつり取る方も多いです。それもたくさんの場所をセカセカと回るのではなく、じっくりゆっくり回ることで『休暇』を楽しんでいます。
あんまり時間とれないけど行きたい!!という方は、これだけ短くても行く価値はあるし沢山の魅力を感じれたのでぜひ行ってきてほしいですが、イタリア人らしい休暇の過ごし方をする機会も作ってみてくださいね!